本物の英会話能力とは?

英語を話すためには、大別して次の4つの能力が必要です。

  1. 言いたいこと、言いたいものを、英語で表現する能力 (= 語彙力
  2. 伝えたい内容を、文法に沿って組み立てる能力 (= 文法力
  3. 相手が話す内容を聞き取り、意味を理解する能力 (= リスニング力
  4. 英語を発声し、相手に伝える能力 (= スピーキング力

これら4つの能力のうち、どれか一つでも足りなければ、きちんとした英語を話すことは出来ません。

1. 語彙力

語彙力が無ければ、いくら文法の細かい規則を理解していたとしても、話せる内容がごく限られたものになってしまいます。

たとえば、海外のスーパーマーケットで「小麦粉はどこにありますか?」という質問を店員に尋ねるとしましょう。 このとき、“小麦粉”を英語でどう言うか分からないと、質問するのがものすごく難しくなります。

「パンの材料になる白い粉なんですが、どこにありますか?」というふうに、それがどんなものであるかを別の英語で表現しなければなりません。 なんとか言い換えることができたとしても、その店員の人が「パンの材料になる白い粉=小麦粉」ということを知らなかったり、思いつかなかったりする場合も考えられます。

一方、小麦粉という意味の「flour(フラウア)」という言葉を覚えていると、アッサリと意味が通じます。 正確な文法が分からなくても、flour(小麦粉)と、where(どこ)という2つの単語をカタコトのように話すだけで、場所を教えてくれるでしょう。

このように、語彙力というのは英語力の根幹を成すものです。 家を建てようとするときに、材料になる木材・セメント・釘などが無いと建てようがないのと同じで、何かを伝えようとするときに、単語を覚えていないと伝えようがないのです。

語彙力の強化は地道な作業なので敬遠されがちですが、英語力の底上げには不可欠なプロセスです。 語彙力を効果的に伸ばす方法は、英文読解で解説しています。

2. 文法力

英語を話すために必要な2番目の能力は、文法力です。
文法の仕組みを知ることで、より複雑な英語を話せるようになります。 複雑といっても、難しい内容の話をするということではありません。

あなたが普通に話している日本語と同じように、伝えたい内容を自然に相手に伝えるためには、文法力が必要不可欠ということです。

文法を理解していなくても、かなりペラペラに近いかたちで英語を話せるようになることも事実です。 しかし、どれほど流暢に話せたとしても、ネイティブ・スピーカーが聞いたときに「変な英語だなー」と感じ、理解しにくい英語にしかなりません。 つまり、文法がないがしろの英語は、話し手にとってはそれほど大きな問題ではないとしても、聞き手にとってはストレスになるということです。

正しい文法を身につけることによって、“変なカタコト英語”から大きく脱皮して、ネイティブ・スピーカーが違和感なく理解できる“自然な英語”を話せるようになります。

文法は、家を建てることに例えると、材料を組み合わせ、形として組み立てる作業に似ています。 正しい組み立て方を覚えれば、住む人が安心できるしっかりとした家を建てることができます。

文法力は瞬間英作文英文読解を繰り返し行うことで、効果的に伸ばすことができます。

3. リスニング力

英語を話すために必要な3番目の能力は、リスニング力です。
言葉のキャッチボールは、相手が言っていることを理解してはじめて成立します。

まず相手の言っていることを理解しないと、どれほど素晴らしいスピーキング力を持っていたとしても、会話をすることはできません。 逆に、話す能力が低かったとしても、優れたリスニング力さえあれば、思いのほか円滑なコミュニケーションを取ることができるものです。

人には2つの耳と1つの口があります。 会話において、聞く能力は話す能力よりも重要といえます。

リスニング力は、家を建てることに例えると、「こういう家を建てて欲しい!」というお客さんからの要望のようなものです。 それがないと、大工はどんな家を建てればよいか分からないのです。

リスニングを効果的に鍛える方法については、リスニングの鍛え方で解説しています。

4. スピーキング力

そして、英語を話すために必要な最後の能力が、スピーキング力です。
スピーキング力とは、話したいことを英語で発声し、相手に伝える能力です。

この能力を向上させることにより、自分が言いたいことを相手にハッキリと伝えることができるようになります。 また、キレイな英語の発音、なまりの無い発音を身につけるということも、このスピーキング力に関係しています。

スピーキング力は、語彙力・文法力・リスニング力(=インプット)がベースとなり、その積み重ねがアウトプットとして現れるものです。

インプットをどれだけ積み上げても、最終的にアウトプットを行うための練習をしなければ、英語を話せるようにはなりません。 日本の英語教育はインプットに偏重しており、話すこと(=アウトプット)が疎かになっているというのが、英語を話せない人が多い理由です。

当サイトでは、英語のアウトプット能力を劇的に伸ばすことができる学習法として瞬間英作文の練習を紹介しています。

「英語を話す」というのは、様々な能力を複合的に用いて初めて可能になることです。 英語を聞き流すだけ、英会話スクールに通うだけ、または語学留学に行くだけでは、簡単に英語を話せるようにならないのは当然かもしれません。

■スピーキング能力を高める方法 まとめ

  1. 語彙力の強化 → 英文読解
  2. 文法力の強化 → 英文読解瞬間英作文文法学習
  3. リスニング力の強化 → 瞬間英作文
  4. スピーキング力 → 瞬間英作文