文法・構文の学習

『速読速聴・英単語 Basic 2400』の英文読解を一通り終え、英文を見てスムーズに日本語訳が作れるようになったら、より正確な文法・構文を覚える準備が整います。

文法の学習と聞くと、拒否反応を起こしてしまう人も多いようです。 筆者自身、高校生のときは文法がとても難しく感じ、授業は苦痛そのものでした。

しかし、英語の基礎を身につけてから学習に臨めば、恐れることは何もありません。 英文読解の過程で、すでに英語の核となる文法は身に付いています。

文法学習の学習の目的は、英文読解で覚えた英語の文法知識をおさらいして理解を深め、不足している文法知識を補うことです。

文法を一通り習得することで、次のような効果が得られます。

  1. 正しい英語の文を、自分の力で組み立てられるようになる
    → 会話力の重要な基礎が身に付く。 文法を知らないと、会話文を丸暗記することでしか会話ができない。
  2. 読解力とヒアリング力が上がる
    → 読んだ英語や聞いた英語の意味をより正確に理解できるようになる
  3. 英検、TOEIC、TOEFLなどの資格試験で、大幅な得点アップができる

文法・構文の知識が不完全な状態では、英語を自由自在に話すことや、相手が話している内容を正確に理解することは決して出来ません。

英語力の大事な基礎となる文法は、“素早く簡単に”覚えてしまいましょう!

文法の学習に必要な道具

それでは、文法・構文を無駄なく効率的に学習していく方法を解説していきます。 まずは、学習に必要な道具を揃えましょう。

▼文法・構文の学習に必要なもの

  1. 英和辞典
    → 英文読解でも使用
  2. ロイヤル英文法―徹底例解(出版社: 旺文社)
    → 英文読解でも使用
  3. 高校レベルの文法テキスト
    → インタラクティブ英語構文 (出版社: 研究社出版)
    → 英語の構文150(出版社: 美誠社)など

英和辞典とロイヤル英文法は、英文読解の学習で入手済みです。 したがって、新しく必要な道具は文法のテキスト1冊だけです。

上に記載している『インタラクティブ英語構文(出版社: 研究社出版)』という本は、文法・構文学習ためのテキストとして、当サイトが推奨するものです。

『インタラクティブ英語構文』が、文法のテキストとして優れている理由は次の通りです。

  1. 構成が分かりやすい
  2. 無駄な説明がなく、淡々と要点だけを解説している
  3. 1つの文法・構文について、豊富な例文を掲載している
  4. 主要な英文法をすべてカバーしている

具体的には、以下のような構成になっています。(クリックで拡大)

インタラクティブ英語構文

…と、紹介しておいて申し訳ないのですが、『インタラクティブ英語構文』は絶版になってしまい、今は購入することができません。

文法テキストは、前述の4つの条件を満たしていれば、他のテキストを使用しても構いません。 代わりのテキストには、美誠社の『英語の構文150』がおすすめです。

英語の文法の学習とは、一言で言うと「パターンを覚える」ということに尽きます。 それ以上でも、それ以下でもありません。

しかし、文法について長々と説明しているテキストがあまりにも多いことに驚くばかりです。 このような文法テキストを使って勉強すると、学習の効率が著しく低下するので注意が必要です。

文法自体には難しい、簡単といった区別はありません。 しかし、不必要な説明によって、「文法 = 複雑」という誤った認識を持ってしまいがちです。 (学校で行われる授業のほとんども、このような悪い文法テキストと同じようなことをやっています。)

文法の規則は、例文を見ることで慣れ、練習問題で確認するという流れで覚えていくのが、1番簡単でシンプルな学習方法です。

文法の学習プロセス

基本となる文法パターンを覚える

例文をいくつか見て、文法(パターン)の使われ方を知る

練習問題をやり、自分でそのパターンを使えるようにする

文法の習得!

文法とは、“情報を正確に伝えるための手段”です。 文法の理屈を深く掘り下げていくことも確かに可能です。 しかし、あなたが言語学者を目指しているのでなければ、文法の「使い方」さえマスターしてしまえば、必要にして十分なのです。

また、英語の文法には簡単なもの、難しいものといった区別もありません。 人によって理解しやすいと感じる文法や、理解しにくいと感じる文法はありますが、数学の問題のように絶対的な難易度というのは存在しません。

たとえば、「日本語で難しい文法とはなんですか?」と聞かれた時に、うまく答えられる人は少ないのではないかと思います。 言葉を母国語として話している人達は、多くの文法パターンが記憶に定着しているので、文法は特に意識せずコミュニケーションがとれるのです。

これは言い換えると、文法のパターンを覚えて実際に使えるようになれば、ネイティブ・スピーカーと同様なコミュニケーションができるということです。 不必要な複雑さは避けて、文法をパターンとして覚えていくことが大切です。

以上のことを踏まえて、無駄なく最短距離で文法を習得しましょう!