会話力とリスニングが飛躍的にアップする「瞬間英作文」

「英語を短期間で話せるようになりたい」という方に最もおすすめしたい学習は、瞬間英作文です。

これは自宅で簡単に行える学習法ですが、筆者の経験上、他のどんな方法よりも英語のスピーキング能力を効率的に高めることができます。

筆者は過去に、米国シカゴの語学学校に一年間の短期留学をした経験もあります。 しかし、その一年間よりもずっと効果的に英会話力を伸ばすことができたのは、わずか三ヶ月間の「瞬間英作文の練習」でした。

私は以前から英検1級の取得を目指して英語の勉強を続けてきましたが、二次試験のスピーチが最大の壁となり、なかなか合格まで辿りつけませんでした。 しかし、瞬間英作文の練習を始めてから三ヶ月後に、80点という高スコアを取得して合格することができました。 → 英検1級 二次試験スコア

留学を経験しても全然ダメだった筆者のスピーキングが、短期間でこれほど伸びたのは驚きです。(しかも日本にいながら!)
ここではまず、瞬間英作文がどのような学習であるかについて説明したいと思います。

シンプルな反復練習

スポーツの練習では、反復練習が欠かせません。 バスケットボールの選手は、基本的なパスやドリブル、シュートといった動作を練習で何度も行います。 その結果、試合でもパスを成功させたり、シュートを決めたりできるようになります。

この反復練習を言語学習に応用したものが、瞬間英作文です。

瞬間英作文では、「英語の基本的な文を組み立てる」という動作を反復して行います。 この反復練習を行う際の注意点は、次の2つです。

  • 文章を丸暗記しないこと。(日本語から英語への変換を自分で行う)
  • 英語の文章を声に出して言うこと。(発声)

瞬間英作文では、初歩的な単語のみを使います。
例えば、

これは犬です。 → This is a dog.
あれは大きくない。 → That is not big.

上の例であれば、中学校程度の英語力でも何とかなりそうですね。 実際、瞬間英作文の練習を始めるには、中学校レベルの英語力があれば十分です。

基本的な文でも、最初は英語に変換するのに時間が掛かったり、英文が思い浮かばなかったりします。 それでも気にせず、同じ問題で何度も反復練習し、実際に声に出して英語を発音します。

これを繰り返すうちに、日本語の文を見た瞬間に、ほとんど考えなくても英語の文が声に出てくるにようになります。 これが“瞬間”英作文と言われる理由です。

英語の構文の種類は、分類の仕方によっても異なりますが、大きく分けると全部で80種類ほどです。 どんなに複雑な英語の文章も、この80の構文から構成されます。

これらの構文を反復練習で身につけると、いわば「英語の骨組み」が脳にインプットされた状態になります。 その結果、あらゆる状況で英語を瞬時に、自分自身で「声に出して」組み立てられるようになります。

さらに、それだけではありません。 英語を聴くための「骨組み」が脳にインプットされると、リスニングの能力も驚くほどアップします。

英語を聞き取る能力が高い人は、「耳」だけで言葉を聞き取っているのではありません。 相手が話す「音」に加えて、記憶を総動員しながら、音を補完して聞き取っているというのが真相です。 (詳細は、リスニングを鍛える方法を参照ください。)

リスニングの秘訣を一言で言うと、「音を聴くための準備」が頭の中にどれだけ出来ているか、ということに尽きます。 この部分を集中的に鍛えることができる勉強法というのが、まさに瞬間英作文なのです。

まとめると、瞬間英作文を練習することによって、次のような効果が得られます。

  • 英語をスムーズに話せるようになる
  • 英語を聞き取る能力が上がる

つまり、英語を聴く能力(インプット)と話す能力(アウトプット)を同時に鍛えることができます。 この2つは英語でコミュニケーションを取る際に必須の能力なので、まさに「英語を話せるようになるための学習法」と言えます。

なぜ効果があるのか?

「瞬間英作文を練習すれば本当に英語を話せるようになるのか?」と疑問に持たれる方も多いと思います。

そこで比較対象として、「海外での生活」というものを考えてみましょう。 英語を母国語としている国に長く住んでいると、自然と英語を話せるようになります。 それは何故でしょうか?

海外で生活していると、必要に迫られて「言いたいことを瞬時に英語の文にする」という場面に出くわします。 レストランで注文をする時や、スーパーでレジ係の人から話しかけられた時、さらに仕事や留学で海外に住む場合は、同僚・クラスメートとのコミュニケーションも不可欠です。

このように「言いたいことを頑張って英語にする」という日常の積み重ねによって、次第に英語を流暢に(つまらずに)話せるようになるのです。

瞬間英作文の練習は、この「言いたいことを瞬時に英語にする」という作業を意識的に訓練するものです。 これはまさに、海外での生活を凝縮したものといえます。

筆者も米国に一年間住んだことがあるので分かりますが、海外に住んでいるからといって、必ずしも英語の練習が出来ているとはかぎりません。 海外にいても家でゴロゴロしていることもあるし、なかなか会話の機会に恵まれないこともあります。

語学学校では日本人同士でグループを作ってしまい、貴重な英会話の時間をさらに減らしてしまうケースもよく見られます。 海外留学は多額の費用が掛かる割に、実際に「英語を話す時間」は限られているというのが実情です。

一方、瞬間英作文の練習はお金も掛からず、意識的に英語を話す時間を作ることができます。 一日に20分程度、空いた時間に自宅で練習するだけです。 海外で何年間も生活するより、意図的に「話す機会」を作り出して訓練した方が、はるかに効率よく英語を習得できるのです。

瞬間英作文の効果は科学的にも実証されており、最近では英語教材にも導入され始めています。

「英語で考える」とは?

英語の講師をしていると、生徒から次のような質問をよく受けます。

「英語を話せるようになるには、英語で考えるようにした方が良いですか?」

これについては誤解が多いようなので、ここできちんと説明したいと思います。

まず、英語を十分に話せない状態では、英語で考える事がそもそもできません。 英語の材料が脳に蓄積されていなければ、英語で物を考えるということは不可能です。

実際に英語で会話する際に、「日本語 → 英語」の変換を瞬時に行えるようになれば、言いたいことを自由に言えるようになります。 その状態で英語を使い続けていると、そのうち英語で考えて、英語で話せるようにもなります。

つまり英語で考えるというのは、英語を話せるようになった時点の「能力」の一つであって、話すために必要な「条件」では無いということです。

いずれにしても、言葉をすぐにアウトプットできる状態になれば、「英語で考えるか、日本語で考えるか」は大した問題ではなくなります。

学習の段階では、英語で考えるようにならなきゃだめ! などと考える必要はありません。 瞬間英作文の練習をして英語を話せるようになれば、それは自然と身につくことです。

瞬間英作文の具体的な学習方法

瞬間英作文の学習は独学でも可能です。 その場合は、『瞬間英作文トレーニング』などの書籍を使って自分でトレーニングを進めていくことになります。

ただ、書籍は多くの学習者に向けて書かれているため、必ずしも自分の実力に合ったトレーニングを効率よく行えないという欠点があります。

最適なトレーニングを無駄なく実施するには、ネットの『eラーニング』を利用するのがおすすめです。 eラーニングでは様々なレベルのカリキュラムが用意されていて、実力に応じてステップアップしながら能力を伸ばすことができます。

また書籍とは違い、eラーニングは音声機能も充実しているため、英語の正しい発音を身につけることにも役立ちます。

瞬間英作文のeラーニングは色々ありますが、当サイトではYouCanSpeakを推奨しています。

このトレーニングは、自分で考えて口にする→そして確かめる、というメソッドで、効果的に瞬間英作文の練習が出来ます。
YouCanSpeakでは初歩の初歩からスタートして、英検1級レベルまで強化することが可能です。 筆者もこれを利用して英検1級の二次試験に合格できたので、自信を持っておすすめできます。

無料のお試し版もあるので、独学では不安という方は、まずお試し版を使ってみると良いでしょう。

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